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【国際部】日本伝統治療(柔道整復術)指導者育成・普及プロジェクト2015年度 第1回 日本研修閉講式
2015年08月06日
モンゴル人准医師 研修成果を報告
日本伝統治療(柔道整復術)指導者育成・普及プロジェクト
2015年度 第1回 日本研修閉講式

 公益社団法人日本柔道整復師会(日整)は、2015年度日本伝統治療(柔道整復術)指導者育成・普及プロジェクトの第1回日本研修閉講式を平成27年8月4日(日)、東京ドームホテルにおいて関係各機関から来賓を迎え厳粛な雰囲気の中で開催した。このプロジェクトは、本会が独立行政法人国際協力機構(JICA)の支援を受け、草の根技術協力パートナー型として2011年9月から5年計画により、モンゴル国内においてモンゴル人のみで柔道整復術普及活動が行われる体制づくりを目的としている。そして指導者候補を日本に受け入れて年2回の研修を企画している。
 今回は、モンゴルの気候に似た北海道函館の接骨院・整骨院、済生会小樽病院整形外科で約2ヶ月間にわたり実施した。その研修成果をムンフバートル・ボロルチメグ准医師(4回目)、ダシュラウダン・ポロルトゥーヤ准医師(4回目)、エンフタワン・トゥブシンバヤル准医師(5回目)の3名が報告。診察法・超音波検査法・骨折の保存療法と固定技術・手術療法からリハビリテーションまで幅広く学んだことをプレゼンテーションした。
その高い習得能力と向上した説明力に称賛の拍手が送られ、余韻が浸る中、JICA東京国際センターNGO連携課の橋口道代専任参事と工藤鉄男日整会長から受講証明書が授与された。続いて済生会小樽病院の櫛引久丸事務部長から修了証が手渡された。
 引き続き懇親会が開かれ、熱意のこもった研修報告と高邁な日整の公益事業に対し、来賓の方々から「しっかり支援したい」旨の心温まるご挨拶をいただいた。今回で最後の研修となり、モンゴルで医師を目指すトゥブシンバヤル准医師は、5年間の研修活動を振り返り満腔の謝意を表した。そしてプロジェクト立ち上げに尽力され、故人となられた日整国際部の亀山実会員の功績を偲び、声を詰まらせた。
 工藤会長は「報恩感謝の気持ちを忘れないことに、日本柔道整復師会を代表して敬意を表します」と述べ、准医師3名に記念品を贈呈した。
(詳細は「日整広報はつらつ234号」に掲載)






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