下記の日程で上記、セミナーを実施いたしましたので報告いたします。
日 時:平成24年3月7日(土)8:30〜17:30
会 場:プノンペンホテル
テーマ:医療の向上に貢献する柔道整復術
主 催:(公財)国際医療技術財団(JIMTEF)
(公財)国際開発救援財団(FIDR)
(公社)日本柔道整復師会
カンボジア政府保健省・カンボジア伝統医療師協会
後 援:日本国政府外務省
プログラム
基調講演 「日本の柔道整復術発展の歴史−柔道整復師の教育と役割」
萩原 正(公社)日本柔道整復師会会長・萩原正和 同理事
シンポジウム 「伝統医療における課題と展望」
座長 高田 忠典 在カンボジア柔道整復師
@「カンボジア伝統医療と接骨術」
Hieng Punley カンボジア保健省国立伝統医療センタ−所長
A「カンボジアの接骨術」
Ky Bouhang カンボジア伝統医療師協会会長
B「柔道整復術の臨床」−柔道整復術デモンストレ-ション
工藤 鉄男(公社)日本柔道整復師会副会長
今回、カンボジア伝統医療向上に寄与するため、同国の伝統医療関係者を対象に日本伝統治療(柔道整復術)を紹介する目的により、上記セミナーを開催した。保健省の役人ほか、伝統医療師・学校教員約200名の参加者数であった。基調講演では柔道整復術の歴史について、シンポジウムでは柔道整復術の臨床(顎関節、肩関節脱臼整復・固定)を動画等にて説明後、実技のデモンストレ−ションを3カ所に分かれて披露した。
参加者にも実際に整復動作を体験してもらった。初めて試みたが、参加者は高い関心があり、まだまだ 国家としては発展途上ではあるが、現在日整が進めている、柔道整復術による国際協力・貢献の公益目的事業展開には、モンゴル同様時間がかかるかもしれないが、アプロ−チの仕方によっては大いなる可能性を感じ、初期の目的を達成し無事セミナ−を終了した。