公益社団法人日本柔道整復師会の推進する国際交流事業


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JICA草の根技術協力事業(パートナー型)
モンゴル人指導者候補日本研修報告


日本伝統治療(柔道整復術)指導者育成・普及プロジェクト

モンゴル人指導者候補日本研修報告

 

公益社団法人日本柔道整復師会は、独立行政法人 国際協力機構(JICA)の「草の根技術協力事業パートナー型」の事業の一環として、日本の伝統治療である柔道整復術を学ぶため、2012年611日(月)~813日(月)の日程でモンゴルより3名(エンフタイワン・トゥブシンバヤル、ダシュラウダンボロルトゥーヤ、オユンバートルダリルチュルンの指導者候補研修生を受け入れた。
 

612日(火)午後1時より公益社団法人 日本柔道整復師会館(以下、日整会館)にて開講式が行われ、独立行政法人 国際協力機構広尾センターより、毛利花絵市民参加協力調整員にご出席賜り、日本での研修についての期待をご挨拶で述べられた。モンゴル国立健康科学大学付属医療技術大学よりセンドマ・デルゲルマ教員より、本研修に対するお礼の挨拶ならびに本事業に対する取り組みについてプレゼンテーションを行った。

        
       写真1.毛利 花絵 氏ご挨拶          写真2.参加者一同
 

研修員は613日(水)~711日(水)の期間に3施設(エンフタイワン・トゥブシンバヤル:医療法人 社団宏友会 栗原整形外科、オユンバートルダリルチュルン:金森整骨院、ダシュラウダンボロルトゥーヤ:河村接骨院)にて研修を行い、712日(木)には日整会館にて中間説明会を開催し、各施設での研修報告ならびに日本での研修での意見交換を国際部が中心となり行われた。


      
   写真3.河村接骨院での研修(ボロルトゥーヤ)
   
     写真4.栗原整形外科での研修(トゥブシンバヤル)
    
     
    写真5.金森整骨院での研修(ダリルチュルン)          写真6.中間報告会でフリーディスカッション


 研修の合間にボロルトゥーヤ研修員は河村亞希会員の引率により、社団法人 茨木県柔道接骨師会へも表敬訪問ならびに茨城県那珂郡東海村にある真言宗豊山派の寺院、村松山虚空蔵堂の境内に建てられている柔道整復術公認記念碑に訪れ、先人達の柔道整復にかけた歴史を感じたと思われる。

             
            写真7.茨城県柔道接骨師会表敬訪問ならびに柔道整復術公認記念碑前にて


713日(金)~89日(木)までの期間に3施設(エンフタイワン・トゥブシンバヤル:野島鍼灸整骨院、オユンバートルダリルチュルン:上青木整形外科、ダシュラウダンボロルトゥーヤ:中杉通り整形外科)にて研修を行い、810日(金)には日整会館にて評価会ならびに閉講式を開催し、JICA毛利氏のご出席のもと後半の研修報告を中心に行った。研修員は813日(月)にモンゴルへ帰国予定である。

       
     写真8.上青木整形外科(ダリア)での研修 
  
      写真9.中杉通り整形外科(ボルロー)での研修 
  
      
      写真10.野島整骨院(ツブシン)での研修            写真11.閉講式


第1回 柔道整復国際シンポジウム開催


開催日:平成24年4月4日(水)

会 場:公益社団法人日本柔道整復師会館

シンポジスト:学術部理事 高崎光雄
       ベトナム保健省専門医官 Dr. Tran Ngoc Nghi  
       ウランバートル健康科学大学伝統医学部研究員 Dr. Nyamdavaa Enkhjargal
       国際部部員 本間琢英・根來信也
       富山大学教授 西条寿夫

この国際シンポジウム開催の契機は、富山大学と大学間協定を交わしているベトナム軍医医科大学研究者と(公社)日本柔道整復師会がモンゴル国にて実施している日本伝統医療(柔道整復)普及事業の縁によりモンゴル国より来日している研究者との交流の中で柔道整復が話題となり、モンゴル国での柔道整復術の有用性、信頼性をベトナム国留学生に話した処、帰国後、ベトナム国健康保健省から是非とも柔道整復に関するシンポジウムを日本およびベトナム国、モンゴル国を交えて開催してもらいたいとの強い要望があり、実施となった。


【シンポジストによる発表】

1席:高崎光雄理事 柔道整復の紹介-保存的療法の可能性-

2Dr. Tran Ngoc Nghi 国民の健康と治療のためのベトナム伝統医学

3席:Dr. Nyamdavaa Enkhjargal モンゴル伝統医学の現状と将来

4席:国際部部員 本間琢英・根來信也 モンゴルにおける日本伝統医療の効果について-柔道整復術普及事業の報告-

5席:西条寿夫教授 柔道整復学講座の紹介

   


萩原日整会長に記念品が贈られました

【まとめ】

 「成長著しいアジア諸国において国民の医療と福祉の向上のためには伝統医学の存在が重要」とのモンゴル国、ベトナム国からの提言は、超高齢化社会を迎えている我が国において医療の一翼を担う柔道整復師の活用が日本における医療と福祉の向上のためには重責を担っているとの確信を得たシンポジウムとなった。

 次回ハノイでの開催を約束し、固い握手にて第一回柔道整復国際シンポジウムを終了した。


 
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